移住・新生活
2013年
3月26日、登別に移住。
今まで札幌駅から徒歩6分のところに暮らしていたが、
今回は役所の宿舎なので場所は選べず、最寄りのコンビニまで1kmという奥地。
車は持っていない。
結婚当初からここまで妻とは別居状態だったので、
この田舎の小さな家から二人の暮らしが始まる。
台所の道具もまだ全部引っ越しの荷物の中なので、
この日は1km先まで歩いてスーパーでお弁当を買い、
段ボール箱を机にしてお弁当を食べる。
がらんどうの部屋の中、これからどんな暮らしになるんだろうという不安と、
新婚生活への希望が入り混じった複雑な気持ち。
箱を開けてなんとか暮らせるようになると、すぐに仕事が始まる。
朝、家を出ると、2階の窓からおなかの大きい妻が手を振って見送ってくれる。
ああ、こういう生活になるのか。
子どもが生まれたらふたりで手を振ってくれるのかな、かわいいだろうな、
なんて思いながら仕事に向かう。
このときは後に結婚生活が暗転するなどつゆも思わず。