スペシャルアイドルハッピーパーティング

この前自分で書いた記事の中でふと気になったことが。

子どもの言語能力の末恐ろしさについて。

 

語録より

スペシャルアイドルハッピーパーティングやろう!

 <皆で歌を歌う催しのようだ>

 (変な歌でもいいの?)

 うん、自分がハッピーになれればいいんだから。 - コンセプトが明確で素敵だ。

 

6歳のそよ子が独自に考えたイベントなのだけど、

一見荒唐無稽に思えるこのイベント名、すごくないかと。

 

・4つの単語からできているけど、まず全部英語。

日本語と混じることなく、ちゃんと英語に統一されている。

英語といっても実は外来語としての日本語で、

子どもからしたら在来の日本語と区別されることなく

普通に日常で使われているものをどうやって

「これは英語由来の単語」と認識して並べたのだろうか。

書いたときにカタカナで表記されるものとして他と区別している?

ちなみに早期教育とかはしておらず、英語を習ったことは一切ない。

 

・修飾の方法が正しい。

スペシャル→アイドル

ハッピー→パーティング

名詞の前にそれを修飾する形容詞を置くというルールは知らないだろうが

ちゃんと順番が合っている。

まあこれは日本語も同じ順番だから直感的にだと思うけど、

形容詞→名詞の流れになっているのはすごいよ。

 

・ingを使う工夫が見られる。

パーティーで終わらずパーティングになっているところに工夫を感じる。

実際パーティーは名詞だからingを付けるのは間違いだけど

「みんなで楽しいことをする」みたいな動詞と思うのも無理はないか。

そして動詞にingを付けることでそれを名詞にしている。

もしくは現在進行形にすることで自分の作った単語に

躍動感を与えようとしているのか。

その意図は分からないし本人も自覚していないだろうけど、

まずingの存在を知っていて、それを別の単語にくっつけて

何らかの効用を持たせようとしているところが素晴らしい。

 

上記のいろいろを考慮しつつ、一瞬で直感的に

この長い単語を作るということが大人にできるだろうか?

自分が習ったことのない、知っている単語も文法もごく限られた未知の言語で、

しかも自分が今やりたいと思いついたイベントを適切に言い表す単語を。

もし僕がドイツ語とかベトナム語とかよく分からない言語でやれと言われたら

まず無理だな。

 

別にうちの子がすごいと言っているわけではなく、

子どもってそういうものなのだろうと思う。

日本語を習得するのだってすごく大変だけどちゃんとやってるしね。

すごいよ子ども。

こういうのに気づいて伸ばしてあげられたら良いのだけど。

その上で大して役には立たないかもしれないけど、

父親がいつも傍にいてあげられたらいいのになと思う。

 

6歳。畑でとれた大根の葉っぱを食べさせる。



アレクサに顔を描いて貼ってくれた。

 

切磋琢磨できるのも良い。